うつ病等予防講演会に出席して+認知行動療法の説明
昨日は、稲城市の福祉部健康課の主催によるうつ病等予防講演会に行ってきました。
講師は調布はしもとクリニック院長の橋本和幸先生で、
「うつ病ってどんな病気?」というテーマでした。
まあ、こんなものかなと思いがならも、ある面でかなり憤慨させられた講演会でした。
なぜかと言うと大きく3つの理由があります。
1つ目は精神病(おもに統合失調症)の位置づけについて問題があります。
精神障害者家族会の立場からすると非常に問題がある発言でした。

これは先生が説明に使った資料ですが、これを見ると精神障害はほとんど先天的なものであるということになります。
説明の中でも精神障害の人は小さいときからみんなおかしな子供なんだとの発言がありました。
極端に言えば精神障害は遺伝ですといっているようなものですね。
これは、精神障害者差別にもつながる大きな間違えです。
赤で訂正しましたように、精神障害は
1.気質:生まれながらのもので脆弱性とも言われる。遺伝的なものも含まれる。
2.環境
3.ストレス
といった複数の要因が重なったことにより起こる病気で、
決して遺伝だけのものではありません。
この図そのものは一見するときれいに説明されているように見えますが、乱暴な図だと思います。
2つは治療方法に対する考え方に大きな偏りがあると思われたからです。
橋本先生は東京慈恵会医科大学の卒業で森田療法に偏っているということです。
精神科医が心理療法を積極的に唱えることはとても珍しいことで、それ事態はとてもよいことだと思います。
でも、森田療法が悪いというわけではないですが、万全の方法とは思えませんし、他の心理療法(認知行動療法を含む)を否定する発言は乱暴だと思いました。
3つ目は心理療法について森田療法以外の知識が少なすぎると思いました。
特に認知行動療法についての知識があるのか疑ってしまいました。
認知行動療法は認知療法と行動療法という全く違った心理療法をごちゃ混ぜにした療法でわけがわからないとの指摘には驚いてしまいました^^;
認知行動療法は決してごちゃ混ぜにした療法ではありません。
簡単に認知行動療法について説明すると・・・・・

認知行動療法では下に示す基本モデルを用いて対応していきます。

右側の「認知」「気分・感情」「行動」「身体的反応」が相談される方の内的なモデルです。
それに左側の「環境」が「認知」を通して内的な部分に影響を与えることを示しています。
そして、下に示すように、「認知」は「スキーマ」と呼ばれる思い込みや価値観によって影響されることを示しています。

先生は認知行動療法をこの「スキーマ」を修正する療法だといっておりましたが、それは間違えです。
「スキーマ」を修正する療法には「スキーマ療法」があります。
認知行動療法では反対にあえて「スキーマ」には触れないという面もあります。
思い込みを修正することはかなり難しいことです。
それよりも、思い込みは受け止めた上でどうすれば行動できるかを考えるのです。
だからこそ、認知行動療法が短期間で効果をもたらすといわれているわけです。
認知行動療法はかなり緻密に組み立てられた精神療法システムと言っていいと思っています。
認知行動療法は1つの心理療法だけを使うものではなくいろいろな心理療法をや「コーピング」と呼ばれる対処法などいろいろなモジュールを用いたもので、かなり複雑で、
運営には治療者の想像力がかなり必要な療法だと思います。
また、工学的な視点も必要な療法のように思われます。
昔からコンピュータシステムの開発をしてきた私にとってはかえって理解しやすいようにも感じてしまいますね^^;
私の師匠もシステムエンジニアをやった経験があり小さいころは数学の天才と言われていたみたいです^^
だから師匠も認知行動療法を基本に使っているのかもしれません。
逆に今まで臨床をやっていた方にはなかなか理解できないのかも知れません。
どうしても、マニュアル的な対応になってしまうように思われます^^;
対象に合わせて治療法を設計していくような感覚があります。
また、認知行動療法は病気だけでなく幅広い分野に利用できるツールでもあります。
認知行動療法の説明を始めるといくらあっても足りませんが^^;
さらに、認知行動療法はすでに最新の心理療法ではないんですね。
もっと先があるんです^^
次世代の心理療法として「マインドフルネス&アクセプタンス」と言うものがあるんですね。
これは認知行動療法では解決できなかった事例についての解決を示すものでもあり、
認知行動療法よりもかなりまた複雑なシステムになっています^^;
心理療法もITのように進化しています^^
私は認知行動療法を基本にしてカウンセリングを行っています。
もちろん、傾聴が中心ではありますが・・・・・
残念ながら「マインドフルネス&アクセプタンス」についてはまだ私はほんの少ししか利用できません^^;
勉強不足ですみません^^;
今回はちょっと長くなりましたが、ご質問等がありましたら、気軽に聞いてください。
メールやブログ等でできる限りお答えいたします。
講師は調布はしもとクリニック院長の橋本和幸先生で、
「うつ病ってどんな病気?」というテーマでした。
まあ、こんなものかなと思いがならも、ある面でかなり憤慨させられた講演会でした。
なぜかと言うと大きく3つの理由があります。
1つ目は精神病(おもに統合失調症)の位置づけについて問題があります。
精神障害者家族会の立場からすると非常に問題がある発言でした。

これは先生が説明に使った資料ですが、これを見ると精神障害はほとんど先天的なものであるということになります。
説明の中でも精神障害の人は小さいときからみんなおかしな子供なんだとの発言がありました。
極端に言えば精神障害は遺伝ですといっているようなものですね。
これは、精神障害者差別にもつながる大きな間違えです。
赤で訂正しましたように、精神障害は
1.気質:生まれながらのもので脆弱性とも言われる。遺伝的なものも含まれる。
2.環境
3.ストレス
といった複数の要因が重なったことにより起こる病気で、
決して遺伝だけのものではありません。
この図そのものは一見するときれいに説明されているように見えますが、乱暴な図だと思います。
2つは治療方法に対する考え方に大きな偏りがあると思われたからです。
橋本先生は東京慈恵会医科大学の卒業で森田療法に偏っているということです。
精神科医が心理療法を積極的に唱えることはとても珍しいことで、それ事態はとてもよいことだと思います。
でも、森田療法が悪いというわけではないですが、万全の方法とは思えませんし、他の心理療法(認知行動療法を含む)を否定する発言は乱暴だと思いました。
3つ目は心理療法について森田療法以外の知識が少なすぎると思いました。
特に認知行動療法についての知識があるのか疑ってしまいました。
認知行動療法は認知療法と行動療法という全く違った心理療法をごちゃ混ぜにした療法でわけがわからないとの指摘には驚いてしまいました^^;
認知行動療法は決してごちゃ混ぜにした療法ではありません。
簡単に認知行動療法について説明すると・・・・・

認知行動療法では下に示す基本モデルを用いて対応していきます。

右側の「認知」「気分・感情」「行動」「身体的反応」が相談される方の内的なモデルです。
それに左側の「環境」が「認知」を通して内的な部分に影響を与えることを示しています。
そして、下に示すように、「認知」は「スキーマ」と呼ばれる思い込みや価値観によって影響されることを示しています。

先生は認知行動療法をこの「スキーマ」を修正する療法だといっておりましたが、それは間違えです。
「スキーマ」を修正する療法には「スキーマ療法」があります。
認知行動療法では反対にあえて「スキーマ」には触れないという面もあります。
思い込みを修正することはかなり難しいことです。
それよりも、思い込みは受け止めた上でどうすれば行動できるかを考えるのです。
だからこそ、認知行動療法が短期間で効果をもたらすといわれているわけです。
認知行動療法はかなり緻密に組み立てられた精神療法システムと言っていいと思っています。
認知行動療法は1つの心理療法だけを使うものではなくいろいろな心理療法をや「コーピング」と呼ばれる対処法などいろいろなモジュールを用いたもので、かなり複雑で、
運営には治療者の想像力がかなり必要な療法だと思います。
また、工学的な視点も必要な療法のように思われます。
昔からコンピュータシステムの開発をしてきた私にとってはかえって理解しやすいようにも感じてしまいますね^^;
私の師匠もシステムエンジニアをやった経験があり小さいころは数学の天才と言われていたみたいです^^
だから師匠も認知行動療法を基本に使っているのかもしれません。
逆に今まで臨床をやっていた方にはなかなか理解できないのかも知れません。
どうしても、マニュアル的な対応になってしまうように思われます^^;
対象に合わせて治療法を設計していくような感覚があります。
また、認知行動療法は病気だけでなく幅広い分野に利用できるツールでもあります。
認知行動療法の説明を始めるといくらあっても足りませんが^^;
さらに、認知行動療法はすでに最新の心理療法ではないんですね。
もっと先があるんです^^
次世代の心理療法として「マインドフルネス&アクセプタンス」と言うものがあるんですね。
これは認知行動療法では解決できなかった事例についての解決を示すものでもあり、
認知行動療法よりもかなりまた複雑なシステムになっています^^;
心理療法もITのように進化しています^^
私は認知行動療法を基本にしてカウンセリングを行っています。
もちろん、傾聴が中心ではありますが・・・・・
残念ながら「マインドフルネス&アクセプタンス」についてはまだ私はほんの少ししか利用できません^^;
勉強不足ですみません^^;
今回はちょっと長くなりましたが、ご質問等がありましたら、気軽に聞いてください。
メールやブログ等でできる限りお答えいたします。

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